厚生労働省認定CADトレース技能審査

CADトレース技能審査は、CADトレースを行う方々の能力を評価し、技能の向上と社会的・経済的地位の向上を図るため、JAVADA(中央職業能力開発協会)が厚生労働省の認定を受け、各都道府県職業能力開発協会の協力を得て実施しています。

合格者には「CADトレース技士」の称号が付与されます。

厚生労働大臣から認定された試験

教育訓練施設や事業所において、CADを用いた図面作成に従事されている方々を対象に、機械・建築の2部門について、平成9年(1997年)に厚生労働大臣から認定を受け、スタートした試験です。これまでに、概ね4万2千人の方々に受験していただいています。

キャリア形成促進助成金の支給対象試験

「CADトレース技能審査」は、厚生労働省所管のキャリア形成促進助成金の支給対象として指定されています。

実操作に直結した試験内容

CADを用いた図面作成に必要な技能を3つのグレードに区分(上位から上級→中級→初級)し、実際にトレースを中心とした図面作成を行わせる「実技試験」と、図面作成に関連する知識を問う「学科試験」とで行い、個人のスキルを総合的かつ的確に評価できるものとなっています。

実力重視社会の“能力証明”

転職や就職活動時にご自分の“能力証明”として、また、職場における“CAD操作のキーマンの証”として、自信を持ってご活用いただけます。

試験の概要

区分 部門 等級 試験時間 試験の概要
実技試験 機械部門 上級 120分 CADを使用して、尺度「1:2」の正投影図で示された可動部のある「組立図」及び「複数の部品図」をもとに、尺度「1:2」でトレースを行う。また、未完成部について、「組立図と複数の部品図との相互からの判断」、「公式等」に基づいて、作図及び寸法記入を行う。
中級 90分 CADを使用して、尺度「1:1」の正投影図で示された可動部のある「組立図」及び「完成した複数の部品図」をもとに、尺度「1:1」でトレースを行う。また、「組立図」については、可動部における指定状態の作図及び寸法記入を行う。
初級 60分 CADを使用して、尺度「1:1」の正投影図で示された「関連性のある2つの完成した部品図」をもとに、尺度「1:1」でトレースを行う。
建築部門 上級 120分 CADを使用して、RC構造の建物における1エリアを対象とし、2倍に拡大した尺度「1:100」の「平面図」及び「仕上表・建具表」をもとに、尺度「1:30」の「平面詳細図」を作成する。また、作成に当たっては、尺度に応じた「オブジェクト(柱、壁、建具等)」の描画、「下地・壁」等の仕上げ方法の表記を行う。
中級 90分 CADを使用して、一戸建ての専用住宅を除くRC構造の特殊建築物(※)を対象とし、尺度「1:200」相当で示された「平面図」をもとに、尺度「1:100」の「平面図」を作成する。また、「躯体壁」と「間仕切壁」とを区別した描画、開口部における「開閉方向」と「吊元の位置」とを推定した「片開き戸」の描画等を行う。
初級 60分 CADを使用して、一戸建ての専用住宅を除くRC構造の特殊建築物(※)を対象とし、尺度「1:100」で示された「平面図」をもとに、尺度「1:100」でトレースを行う。
学科試験 機械部門 上級 40分 4肢択一方式で30題 製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。
中級 40分 真偽方式で22題+4肢択一方式で8題
初級 40分 真偽方式で30題
建築部門 上級 40分 4肢択一方式で30題 製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。
中級 40分 真偽方式で22題+4肢択一方式で8題
初級 40分 真偽方式で30題
(注)上表において、実技試験の建築部門の「中級」「初級「に示す※印部「特殊建築物」については、建築基準法における学校、体育館、病院等の建築物のことで、出題に当たっては、これらに加え、公民館、グループホーム、診療所等を含むものとします。

受験資格

等級 受験資格
上級
  • CADトレースに関する1年以上の実務経験のある方
  • 同一部門の中級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
中級
  • CADトレースに関する6ヶ月以上の実務経験のある方
  • 中央協会会長が指定する3ヶ月(総教育訓練時間が概ね300時間)以上の関連する教育訓練課程を修了された方又は受けている方
同一部門の初級に合格している方
  • 初級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
  • CADトレースに関し、職業能力開発促進法の規定に基づく職業訓練を修了又は受けている方
  • 学校教育法による大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、中等教育学校の後期課程、専修学校又は各種学校において、CADトレースに関する学科を修めて卒業した方又はCADトレースに関する学科に在学している方
初級
  • CADトレースに関する業務に従事されている方又は予定が見込まれる方

受験手数料

等級 初めて受験される方
(実技試験及び学科試験を受験)
以前に実技試験又は学科試験のいずれかに合格された方
実技試験のみ受験する場合 学科試験のみ受験する場合
上級 15,000円 13,000円 2,000円
中級 13,000円 11,000円 2,000円
初級 10,000円 8,000円 2,000円

試験会場

全国320箇所余りのパソコンスクールや公共の訓練施設、学校等が、試験会場として指定されています。

受験申込み

都道府県職業能力開発協会で受け付けています。なお、都道府県によっては実施していないところもありますので、詳しくは最寄りの都道府県職業能力開発協会にお問い合わせ下さい。

試験のスケジュール

区分 前期 後期
受験申請受付期間 平成24年6月25日(月)~7月6日(金) 平成24年11月19日(月)~11月30日(金)
「試験問題概要」のHP掲載 平成24年6月下旬 平成24年11月下旬
「受験票」の送付 試験実施日の概ね3週間前 試験実施日の概ね3週間前
※事前練習日 試験実施日の概ね1~2週間前の1日
(一般受験者の方のみ)
試験実施日の概ね1~2週間前の1日
(一般受験者の方のみ)
試験実施日 建築部門 初級 平成24年9月8日(土) 初級 平成25年2月16日(土)
中級 中級
上級 上級
機械部門 初級 平成24年9月9日(日) 初級 平成25年2月17日(日)
中級 中級
上級 上級
合格発表日 平成24年10月31日(水) 平成25年3月29日(金)
(注)
  1. 実技試験及び学科試験は同一日に実施します。
  2. 上級については、機械部門・建築部門とも前期のみの実施となります。
  3. ※印の「事前練習日」について
    一般受験者の方(「都道府県職業能力開発協会が指定した教育訓練施設等の在学生」以外の方)を対象として、実技試験で使用するCADシステムの動作環境等を確認していただくための事前練習日を設定しています。
    詳しくは、最寄りの都道府県職業能力開発協会にお問い合わせ下さい。

受験ルールを公開

実技試験におけるCADアプリケーションソフトの事前設定仕様・試験前日の入力仕様をはじめとし、試験当日までに理解しておいていただく内容を収録した「試験問題概要」をホームページで公開しています。受験申請された方は必ずご覧下さい。

なお、建築部門上級については、「建築部門 上級 実技試験問題 納まり図など」も、併せてご覧下さい。
アドレス http://www.javada.or.jp

試験問題を公開

実際に出題された実技試験の問題を、ホームページから無料でダウンロードできます。
アドレス http://www.javada.or.jp